猫が外へ出たいというので、ついて出た。我が家の猫はお姫様なので、ときどきお供を要求されるのである。
庭は小鳥たちの声でにぎやかだった。いつもと少し違う声のような気がするけれど、小鳥たちの言葉がわからない、ふと、目の前を動くもの!!! ① メジロの雛だ!!! 巣⑦から落ちたものらしい。なあるほど、それで騒いでいたのか。納得である。猫は気がついていない。
助けてやらなければ我が姫君の腹の中だ!!!
カメラをとりに入って・・・、軍手を持ってきて・・・。 戻ったらメジロの雛はいなくなっていた。
猫はまだ気がついていない様子。
と、雛がとなりの蔵の桟に飛んできた②。 飛べるのか!!! 私の出番はないようだ。安心しているとすぐに親がやってきた。
桟の上は不安定だ、雛はすぐにキウイに飛んで行った③。
親もついてきた。雛はここで隠れているのだろう、少し近づいてもピクリとも動かなかった。
親からじっとしていろと指令でも出たのだろうか。
離れたところから雛の写真を撮っているつもりだけれど、親は気が気ではないのだろう、鳴きながらせわしなく動いて、カメラを雛から離そうとする。仕方ないので、引っかかったふりをして親を追っかけるとどんどん遠くへ連れて行ってくれる④⑤⑥。なるほどね、そうやって雛を守るのか。一度は地面へおりて歩いて逃げてみせた。この親心!!!
仕方ないので、写真はあきらめて離れたところから様子を見ることにした。なぜか、ムクドリが2羽やってきて、ギャーギャーとうるさく鳴いていた。数分後にはメジロの雛は無事に巣に戻っていったのだ。すると、ムクドリもいなくなった。ムクドリにも何らかの役割があったのだろうか。
少し大きくなりすぎた柊、今回、メジロが巣をかけることがわかったので、切り倒すことができなくなったという話である。
by krstori
| 2009-06-07 20:01
| メジロ